あらすじ

国道沿いのイタリアンレストラン「トラットリア・リーヴァ」。 安くて早くて量が多い、どこにでもある店だが、ひとつだけ致命的な問題を抱えていた――洗い場に人が定着しない。 バイトは次々辞め、現場は疲弊し、店長の佐伯は限界を迎える。 そんなある夜、勝手口で出会ったのは、そこら辺にいた一匹のアライグマだった。 冗談半分で洗い場に立たせたその日から、店は静かに回り始める。 怒鳴り声は消え、人は辞めなくなり、洗い場は“当たり前の風景”になっていく。 だが、それは許される形ではなかった。 正しさと、回る現場。その狭間で、佐伯は選択を迫られる。 これは、動物が働く物語ではない。 人が辞めなくなる職場を、どう作るかという物語だ。

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カクヨム
カクヨム2026/01/20
  • 現在の作品洗い場に立つのは、アライグマでした