あらすじ
私――天音コトハは、どこにでもいる地味な高校生だ。
運動も勉強もそこそこ、クラスでは完全に背景扱い。
ただ一つ違うのは、幼馴染の神代レンを「推している」こと。
ある日、世界に“脚本”が表示されるようになった。
人の頭上には【役割】、出来事には【イベント名】、
そして――レンには、はっきりとこう書かれていた。
【第一章ラスト:主人公覚醒のため、死亡】
ふざけるな。
そんな都合で、私の推しを殺していいわけがない。
拾った謎の白紙の本をきっかけに目覚めた能力
【誤読(ミスリーディング)】――
それは、世界に書かれた“脚本”を、別の意味として成立させる力。
正規の主人公。
運命を修正する世界のシステム。
そして、この世界を書いた“誰か”。
全部まとめて、バグらせてやる。
これは、モブだった少女が
「推しの死」を覆すために、物語そのものに反逆する話。