あらすじ
幼い私に手を差し伸べてくれたあの人に、今度こそ『ありがとう』を伝えたい。
戦争や紛争、飢饉や疫病、略奪や収奪が日常にある世界。女の一人旅は危険だと承知の上で、ヒイロは人探しの旅をしていた。
そんなある日、旅の途中でスバルと出会う。
どこか抜けてるところがあるけど、困っている人を見れば放って置けないお人よしで、旅の道中にひたすらお節介を焼きまくるスバルは、トラブルメーカーな一面もあったが、憎めない青年だった。
彼もまた、とある事情で世界の惨状を知るための旅をしていた。そして、領民を救った亡き父のように、誰かの助けになれる存在でありたいと、旅の傍ら人助けをしていた。
様々な場所で多くの人と関わりながら進展する二人の旅は、いつの日か運命の分かれ道を迎える。