あらすじ
リオンは剣と魔法とロボットの世界に転生した。
魔王と魔族によって、人類が虐げられる、家畜扱いされる過酷な世界だ。
そんな世界でリオンは、魔王によって大切な家族を失い、その復讐を図る。
しかし、リオンには才能が無かった。
この世界では騎士だけが魔族に対抗できる。
騎士とは魔導騎兵と呼ばれる人型兵器を操る者だ。
リオンは魔導騎兵を持たず、あるのは父から受け継いだ剣技だけであった。
それでもひたすらに魔族を狩り、己を鍛える日々を続ける。
毎日のように女、子供、老人、魔族であればそれらの区別なく狩り続けた。
いつしかリオンは生身で魔族を狩れる数少ない存在となる。
周囲は彼を修羅、外道、異常者などと呼ぶようになっていた。
――君には才能がある。私を殺して。
そんな中、リオンの才能を唯一認めたのは、彼の仇である魔王であった。
その言葉の真意を測れぬまま、リオンは仇敵に育てられるという屈辱を味わう。
そして……
――ありがとう。私を殺してくれて。
時の流れの異なる空間で無限に及ぶ修行を経て、リオンは念願の魔王殺しを果たす。
しかし、その心は晴れなかった。
それどころか、英雄であるはずの彼を、周囲は罪人扱いした。
――騎士ですらないのに、魔王を殺せるはずがない。
――魔王殺しを騙る大罪人だ。
やがてリオンは拘束され、罪人だけで構成されたとある部隊に配属される。
そこにいたのは、リオンと年の変わらない少女達であった。
過去に犯した罪を盾に人権を奪われ、非道な扱いをされる少女達。
それを見たリオンは、隊長の腕を切り落とすと、その後釜に付くことを決意する。
――これからは俺が君たちを守り、鍛える。
そうしてリオンは少女達のために、命をすり減らしながら戦い続ける。
そんなリオンを見て、少女たちは重い感情を拗らせていくのであった。