あらすじ
時は、延暦24年(805年、唐の貞元21年)、若き空海(31歳)と最澄(38歳)は、第16次遣唐使留学僧として長安に入った。唐の徳宗の治世末期(貞元21年)に当たり、長安は大唐帝国の首都として政治・経済・文化の中心であった。長安は、隋代に建設された大興城を基盤とし、東西約9.7km、南北約8.6kmの巨大な碁盤目状の城郭都市だった。外城は長方形で、108の坊(方形の区画)に分けられ、碁盤目状の街路が整備されていた。主要な通り(朱雀大街)は幅約150mもあり、馬車や人々が往来する壮観な光景が広がっていた。805年頃は、安史の乱(755年12月16日 - 763年2月17日)後の復興により、街路の整備が再び進んでいた時期だった。外城は12の主要な門(明徳門、朱雀門など)で守られ、門楼は壮麗な木造建築で、瓦葺きの屋根が陽光に輝いていた。夜には門が閉じられ、坊ごとに夜間通行が制限される厳格な管理が続いていた。
しかしながら、真面目な歴史の話はこのシリーズではあまりでてきません。若き空海と金子(きんす)を女と酒に浪費する学問僧の橘逸勢たち日本の遣唐使たちが、漢族の娘、翠蓮(すいれん)と玉梅(ぎょくばい)、騎馬民族出身のエリナ、インドから飛来した夢魔のスナーヤミラーとマイトリーイなどの夢魔・強力中華美女軍団と京都弁、東北弁、長崎弁と標準語でエッチな話を繰り広げるお話であります。
若き空海と最澄が日本に帰国して、それを追った夢魔のスナーヤミラーとマイトリーイが大和朝廷で悪戯し、翠蓮(すいれん)と玉梅(ぎょくばい)も日本に渡航して大騒動を巻き起こすのが「大和朝廷編」です。
《《登場人物》》
◯ 空海:31歳
真言宗の開祖となる僧。密教の理屈で誘惑を正当化し、スナーヤミラーやエリナに溺れる。
◯ 橘逸勢:30歳
学問僧で詩と書に優れた風流な若者。空海と語り合う中で互いの志を認め合っていた。逸勢の明るく開放的な人柄は、遣唐使らの緊張を和らげる存在だった。しかし、おっちょこちょいで、翠蓮に金を盗まれ、空海から金を借りたりする。
◯ 最澄:38歳
天台宗の開祖となる僧。仏陀の例を引き合いに出し、マイトリーイや翠蓮、玉梅に負ける。
◯ 藤原葛野麻呂:50歳
空海・最澄らを率いる遣唐大使。葛野麻呂は、落ち着いた物腰と老練な外交手腕を持つ貴族で、朝廷の信頼を一身に背負う。
◯ 石川道益:40歳
実務に長けた真面目な性格で、遣唐使らの秩序を保つことに心血を注いでいた。彼の几帳面さは、使節団の結束を支える柱だった。
◯ スナーヤミラー:
インドから飛来した夢魔。女のなりで空海を誘惑。男性形態で稚児にも変化する。半透明の幻影。
「インドから来たけん、長崎弁みたいな中国語を喋るっちゃね」
◯ マイトリーイ:
インドから飛来した夢魔。元は女性修行者で女のなりで空海を誘惑。男性形態で稚児にも変化する。半透明の幻影。
「インドから来たけん、長崎弁みたいな中国語を喋るっちゃね」
◯ 翠蓮(すいれん):22歳
長安の漢族女性。旗袍(チーパオ、チャイナドレス)をまとい、橘逸勢を騙し、最澄を誘惑。
「揚州の生まれで長安に住んどるから、京都弁みたいな中国語を喋るんやでぇ~」
◯ 玉梅(ぎょくばい):18歳
長安の漢族女性。旗袍(チーパオ、チャイナドレス)をまとい、橘逸勢を再び騙し、最澄を誘惑。
「揚州の生まれで長安に住んどるから、京都弁みたいな中国語を喋るんやでぇ~」
◯ エリナ:21歳
金髪碧眼の西域の女性。騎馬民族風の淫らな衣装で空海を誘惑。
「西域の北の騎馬民族出身だっけがら、東北弁みてぇな中国語を喋るんだず」