あらすじ
鋼鉄の身体を持つ謎の人食い生命体”鉄鬼”との戦いに終止符が打たれてから数十年が経過した。
風化していく争いの中、人々は少しずつ過去の惨劇を忘れながら未来へと前を向き始めていた。
そんなある日、村の外れに住むリアという少女のもとに、どんぶらこどんぶらこと一人の男が、傷だらけの状態で川の向こう側から流れてくる。
彼の名はトウテツ。記憶を失ったという彼との出会いをきっかけに、リアという一人の少女の……いいや、止まっていたはずの人類と”鉄鬼”との争いが、再び血濡れの幕を開こうとしていた。
「スクラップだ、クソッタレ」
故に彼は、工具を握り締め走り出す。
運命という名の、仕組まれた悪夢をバラバラに”分解”するために。
──これは、桃太郎と呼ばれた英雄とその仲間たちが成し遂げた、”鬼退治”の物語──