あらすじ

傀儡師。 それはこの世界で割と希少な職業(ジョブ)だ。 ヒトと人形(ドール)。本来ならば両者の関係は、人形は子供の玩具にしかなり得ない。しかし、傀儡師だけは人形に生命を吹き込むことが出来る。 物語の主人公、名をリベル。 昔村に訪れた旅人の連れていた人形のあまりの美しさと人間らしさに魅せられ、傀儡師を志す。茶髪に灰色の瞳、背丈は成人男性の平均身長より少し低いくらいのどこにでもいる風貌の青年。 13歳、成人の儀で無事に傀儡師の職業が発現し、知識と技術を求めて学術都市ルーメンスへ。 「俺もいつかは幼い頃に見たような、人間の良き相棒となる人形を作りたい。」 そんな夢を抱きながら、しかし戦闘職にも生産職にも振り切らない傀儡師ではパーティーを組むことも難しく、ルーメンス市内の図書館で知識を習得しながら、冒険者として任務消化と人形制作に必要な素材集めを行って暮らしている。 17歳春。 冒険者ランクも上がり、水晶迷宮と呼ばれる迷宮を順調に後略していたところ、46階層で購入した地図に無い道を発見。悩んだ末探索を選択。 踏み込んだ先は進んできた通路よりも随分と肌寒く、奥へと進むにつれ魔物の気配1つしなくなっていることに己の選択を後悔し始めたところ、余りにも場の雰囲気に似つかわしくない簡素な扉が出現。 左右に道は無く、扉を開けない以上完全に行き止まりであることから、扉のすぐ向こうに脅威が待ち構えていないことを祈りながら、一歩踏み出した。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/01/20
  • 現在の作品シリウスに降る希望