あらすじ
六条ナジは、危険な世界に放り出された。
手にしたのは、血をあやつる力。
この血があれば、上に行ける。
誰にも支配されない。
国だって、帝国だって――つくれるかもしれない。
でも、血を使うたびに、胸の奥が痛む。
力は増える。
その代わり、何かが減っていく気がした。
仲間はできた。
でも、信じていいのかはわからない。
白の使徒の言葉も、どこか嘘くさい。
それでも、止まれない。
血が流れるたび、カイは強くなる。
強くなれば、もっと高く行ける。
この血で、帝国を築く。
それが救いでも、破滅でも――
六条は、前に進むしかなかった。