あらすじ
「本の奥には名前が出ないたくさんの人たちがいて、関わるすべての人たちをつないで、紙の上に色彩を織りこみ、本という新たな世界を作っていくのが僕たち印刷営業の仕事です」
就職活動中に出会った言葉に感銘を受け、念願の印刷会社に就職した高木織子。
夢は、見たことのない世界の色をつくること。
小さな印刷会社を経営していた祖父は業界では有名な、特色と呼ばれる色を生み出す職人だった。そんな祖父に憧れつつ、ようやく見つけた仕事は順調だったけど、1年前に祖父が亡くなった時から織子の世界はわずかにずれ始め……
恋、家族、仕事。
いろんな悩みの中で足を止めてしまうこともあるけれど、自分色を探して歩き出す。