あらすじ
およそ300年前、ニッポンという異世界からある男がやって来た。
漆黒の髪に黒曜石の双眸を持つ、どこか浮世離れした男。
その男は切れ長の瞳を細めて言うのだ。「俺にはお前が必要だ」と。
平民や騎士、魔法士、王族までもを魅了する魔性。
性別も身分も人種も問わず、あらゆる人間を手中に収める異世界人の姿に、人々は必死に彼を求めるようになった。
――そしてついに、彼は禁忌を犯す。
禁忌を犯した異世界人は、世界を恐怖に陥れた。
人類の半数が死亡し、人類がこれまで築き上げてきた歴史や技術、社会は全て崩壊した。
300年が経ち、人類が復活を遂げた現在でも、あの男は史上最悪の人物として語り継がれている。
――そんな人類の歴史の汚点が、私の目の前で笑っている。
漆黒の髪に黒曜石の双眸。女神様の微笑みとは程遠い、挑発的で蠱惑的な笑み。
まさしく、300年前の異世界人と同じ魔性。
「やっぱり、オレにはお前が必要だ」
この少年に出会ってしまったことが、全ての――。
◆
・当作品はフィクションであり、あらゆる個人や団体、組織とは一切関係ありません
・未成年の飲酒喫煙などの描写がありますが、法律・法令に反する行為を推奨する意図はありません
・AIは使用しておりません(性癖が合わないため)