あらすじ
この世界には『異者』と呼ばれる特殊な存在がいる。
彼らは『ハハ様』から受け継いだ力で、理を外れた『異物』を生み出す。
外界から隔てられた古びた屋敷。
異者・ガラリスは、持ち込まれる異物の記憶を読み取り、その謎を解き明かす鑑定を行っている。
助手を命じられたぼくも、彼女と共に世界の歪みをのぞきこんできた。
だが、その日々は十六歳の誕生日で『卒業』を迎えるはずだった。
誕生日まで、あと五日。
屋敷に漂う不穏な気配と、秘められた意図。
そして、最後の鑑定が始まる。
第一章:対の木片
第二章:黒の矢印
第三章:4月21日