あらすじ
吉川昭麻(37歳)。日雇い仕事と夜勤を繰り返す日々。
節約を重ねても生活は楽にならず、部屋には督促状が重なっていく。
未来を考える余裕も、老後を思い描く希望もなかった。
「このままじゃ、どうなるんだろうな……」
そんなある朝、白いトラックが視界を埋め尽くす。
次に目を開けた場所は、見知らぬ異世界だった。
この世界では、人族の寿命は約三百年以上らしい。
37歳の彼は、まだ「子供」として扱われる年齢だった。
だが、特別な力も知識も与えられていない。
ただひとつ、背中に刻まれた謎の刻印を除いては。
獣人の兄妹との出会い。
新しい環境での、不器用な生活。
刻印がもたらす、説明のつかない違和感。
なぜ自分は呼ばれたのか。
刻印は、何を意味しているのか。
想像もしていなかった、長い人生のリスタートが、
いま、静かに動き出した。
タイトル:ロングライフ・リスタート 〜刻印を刻まれた召喚者〜