あらすじ
選ばれた者は、愛される。
――そう予言された瞬間から、少女は疑わなかった。
世界の破滅と引き換えに結ばれる、たった一つの恋。
少女は確かに“選ばれていた”。
誰よりも近く、誰よりも深く、愛する存在のそばにいた。
けれど、予言は同時に告げていた。
この恋が完成する時、
愛する相手は失われると。
それでも少女は迷わない。
愛を守るためなら、未来も、世界も、
――そして自分自身さえも差し出せると信じているから。
もう一人の少女の嫉妬と執着が絡み合い、
三人の関係は静かに、確実に歪んでいく。
これは、
誰も間違っていないまま、
すべてが壊れていく物語。
そして少女は最後に微笑む。
「これでやっと、一つになれる」と。