あらすじ
かつて王都で“英雄”と呼ばれていた医師レオンと剣士セレナ。
12歳で孤児院で出会い、15歳で戦場に出てから、一度も負けることなく前線を制圧し続けてきた2人は、やがて英雄という肩書きと期待の重さに耐えきれなくなっていた。
「もう、戦わなくていい場所で生きよう」
そうして2人は王都から逃げるように北西ノルデンの小さな村へ。
田舎で診療所を開き、レオンは医師として、セレナは看護師として静かなスローライフを始める。
腰痛、切り傷、肩こり。
診療所に訪れるのは、どこにでもある日常の悩みばかり。
――のはずだったが、夜には盗賊が現れ、村人たちは気づいてしまう。
この2人、どう考えても普通じゃない。
英雄だった過去を語ることなく、誇ることもなく、
それでも圧倒的な力で人を守り、
今はただ、隣にいる誰かの痛みを癒していく。
これは、
英雄であることをやめた2人が、
“人を救う”という原点に立ち返る物語。
静かな田舎で始まる、
日常×医療×時々無双のスローライフファンタジー。