あらすじ
公爵令嬢マリアンヌ・シュタルツは、これまでに幾度も婚約を解消されてきた。
理由は明確だ――彼女は、強すぎる。
次こそは失敗しないため、彼女が選んだ相手は
辺境を治める武の公爵、通称「魔熊公爵」アストリア・ガルム。
返事を待つという発想はない。
マリアンヌは従者を連れ、魔物の巣窟と化した森を突っ切って公爵家へ直行。
手土産には、道中で仕留めたドラゴンの首を携えていた。
突然現れた可憐な公爵令嬢と、常識外れの贈り物。
誤解と噂と周囲の暴走により、
ガルムの意思とは無関係に婚約話は既成事実として広がっていく。
これは、
「狙い撃つ令嬢」と「逃げ場を失った公爵」が出会ったことで始まる、
勘違いと力関係が逆転した、婚約ラブコメディ。
【登場人物】
■マリアンヌ・シュタルツ
強すぎる公爵令嬢であり、現在8回婚約破棄されている。
剣の達人で筋力も人並み外れているが、見た目は華奢で可憐。
中身は前向きで積極的な脳筋。
なお、とある重大な秘密を抱えている。
信条は『やられる前に、やれ』
■ガルム・アストリア
魔熊公爵と称される、武で名を馳せるアストリア領主。
熊のような見た目の筋骨隆々の大男。
しかしその正体は、実は気弱で争いが苦手な青年。
日々盛られていく自分の噂話に頭を抱えている。
突然のマリアンヌ訪問に、怯え惑うこととなる。