あらすじ
目が覚めたら、俺はゾンビになっていた。
鏡に映るのは、灰色の肌に虚ろな目。
出る声は「グァ」だけ。
完全にアウトである。
しかもここは、ラクーンシティ。
そう、バイオハザードの世界だった。
人間を見れば撃たれる。
原作主人公(レオンやクレア)に遭遇すれば即戦闘。
Mr.Xの足音が聞こえた瞬間、全力で逃げるしかない。
だが――
俺には、ゾンビにあるまじき「理性」と「原作知識」があった。
噛まない。
襲わない。
できるだけ関わらない。
そんな地味すぎる目標を胸に、
今日も俺は警察署の隅で息を潜める。
これは、
喋れない・撃たれる・勘違いされる
一般人ゾンビが、
バイオハザードの世界を必死に生き延びるギャグ寄りサバイバルである。