あらすじ

3月13日、深夜の台所。
バターと砂糖と焦げた小麦粉の匂いが充満する中、私は絶望していた。
隣では、レズビアンの姉が彼女のために直径30センチの巨大ハート型クッキー(物理攻撃力高め)を焼いている。
一方、私が練っているのは、歪な形のトリュフ(見た目は泥団子)。

バレンタインに「幼馴染」という関係に甘えて逃げ出した私が、ホワイトデーに「逆チョコ」で起死回生を狙うなんて、正気の沙汰じゃない。
でも、姉は言う。
「何もしないで指くわえて見てるだけの女より、重い女の方がマシよ。少なくとも、傷痕は残せるわ」

これは、甘くて苦くて、ちょっと胃もたれする、女たちの戦いの記録。

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アルファポリス
アルファポリス2026/01/19
  • 現在の作品【短編】「愛の大きさは、カロリーの高さよ」……姉が焼く凶器のようなクッキーの横で、私が作ったのは泥団子?だった