あらすじ
Wordのコピペなのでルビは直してないです
以下梗概:800字
怪異や魔術などの超常に溢れた、昭和八年の大日本帝国・東京。超常の力を秘めたヒトは境界人と呼ばれ、怪異の駆除によって社会の秩序と平穏を維持している。
御影奏彌(ミカゲ ソウヤ)は幼少期に関東大震災で被災し、その際に全てを奪った怪異を殺し尽くすと誓った少年である。喪失と憎悪は十年を掛けて、奏彌を、怪異を殺し尽くす『鏖殺の覡』へと育て上げた。
ある日彼は、炎を操る境界人の少女―焔叢禊(ホムラ ミソギ)と出会う。
彼女は怪異との対話を重んじ、徹底的な駆除に邁進する奏彌を糾弾する。しかしその後に遭遇した偽窮者と呼ばれる怪異との戦闘を経て、二人は互いの素性を知らぬまま協力し、他に五人いるとされる偽窮者の討伐に挑むこととなった。
時に衝突しながらも、二人は着実に討伐を進めてゆく。奏彌は禊に感化され、周囲の大人の助けも得て、次第に怪異への憎悪を薄れさせてゆく。
しかし奏彌は、禊もまた偽窮者の一人であり、かつて彼の両親を奪った主犯である事実に辿り着く。禊もその事実を隠し続けることに耐えられなくなり、遂に自らそれを明かした。
震災の折、幼かった彼女は母の命を守るため力を暴走させ、東京を灰にした。怪異と対話を試みるのは、人に害を加えねば生きてゆけない怪異と、自ら人を殺した己とを、同じ存在として見て欲しくないという罪の意識からであった。
奏彌の下を去ろうとする禊、しかし奏彌は彼女を引き留める。人間を害する怪異にも彼らなりの事情があり、互いに歩み寄れば、より善い未来を作り上げることができるのだ。
そして二人は、最後の偽窮者と刃を交える。偽窮者はかつて怪異に作り変えられたヒトであり、その深い憎悪は、二人の差し出した対話の手も拒絶してしまった。
二人は偽窮者を救うことが叶わなかった。しかしここで諦めることはない。超常と平常の境界に立つ者として怪異を保護・無害化する。両者が共存できる世界の実現を目標に、二人は夜の闇へと姿を消した。