あらすじ
不死と呼ばれるほど永い寿命を持つ魔女・リアナは、
雪の夜、森の奥で捨てられていた人間の赤子を拾う。
気まぐれで名を与え、育てたその子――アルは、やがて青年へと成長し、
師として、家族として、そしていつしか、ひとりの女性としてリアナを愛するようになる。
やがて、二人は結ばれる。
しかし、人間であるアルの時間はあまりにも短く、
老い、そして必ず、別れは訪れる。
その最期に彼が残したのは、
「必ずまた会える」という、優しくも残酷な言葉だった。
アルは何度も生まれ変わる。
姿も名前も身分も変えながら、
そのたびに必ずリアナを見つけ、愛し、銀の指輪を贈り、
そして彼女の腕の中で眠るように息を引き取る。
百回の出会いと、百回の別れ。
これは、
決して同じ時を生きられないと知りながら、
それでも惹かれあってしまう
人間と魔女の、切なくも温かな愛の物語。