あらすじ

九州の貧しい村。「女に学問はいらん」と、母は私の本を焼き捨てた。 しかし、灰の中から燃え上がったのは、何者にも縛られない「個」としての思想だった。 親が決めた二十歳上の男との結婚、家という名の檻、そして「子を産む道具」としての扱い。 すべてを投げ打ち、私は東京へ逃れる。 「自分を縛るものはすべて敵である」 雑誌社で見つけた居場所、そして出会った同志との許されぬ恋。 国家から「国賊」と呼ばれ、特高警察に追われ、殴られ、蹴られても、私たちの心はかつてないほど自由に羽ばたいていた。 これは、大正・昭和の荒波の中、自らの身体と魂を「自分自身」に取り戻そうとした一人の女の、熾烈な愛と反逆の記録。

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カクヨム
カクヨム2026/01/18
  • 現在の作品太陽に近づく