あらすじ

転生した「私」が目覚めた場所。それは、何処かもわからない厨房のまな板の上だった。 喋る鯛として板前と対話を試みるも、板前は一切の慈悲なく「食材」としての責務を全うする。 鱗を剥がれ、身を削がれ、無情にも「ごめんねー」の一言と共に三枚におろされた私。 ……だが、物語はそこから始まった。 再び意識が覚醒した時、私は暗きダンジョンの片隅で、見事な『鯛の骨』の姿で甦る。 種族:スケルトン。 スキル:なし。 機動力:地面をピチピチ跳ねるのみ。 「どれほどの業を背負えば、このような仕打ちを受けねばならないのか……」 これは、肉を失い、誇りだけを残した一匹の魚が、己の「身」を取り戻すために異世界を這いずり、跳ね、時には濃厚な出汁を出しながら成り上がる、至高のアンデッド・ファンタジーである。

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カクヨム
カクヨム2026/01/18
  • 現在の作品転生したらまな板の上の鯛だった件