あらすじ
大正の世。資産家・西洞院家に嫁いだ瑠璃は、当主・慧一から深く慈しまれ、何不自由ない暮らしを送っていた。
外出は控えられ、屋敷の中で過ごす日々が続くものの、彼はいつも穏やかで、瑠璃を否定することはない。
しかしある日を境に、瑠璃は屋敷の中で道に迷うようになる。
見慣れていたはずの間取りは微妙に変わり、自室に戻ることすらままならない。
自分がおかしくなったのだと思い始めた頃、瑠璃は気づいてしまう。
——夫・慧一との「過去」が、最初から存在していないことに。
それでも彼は今日も優しく微笑み、瑠璃に「愛している」と囁く。
逃げることも、疑うこともできたはずが、瑠璃はその腕の中に留まることを選んでしまう。
瑠璃はまだ知らない。
慧一によって××され、それでもなお「幸せだ」と思わされているということに。
※ヤンデレ大勝利エンドです。※ムーンライトノベルズでも掲載しています。