あらすじ
世界的ポーカー大会「ワールド・グランド・ポーカー・チャンピオンシップ」。
三回戦は、生き残り制が本格化する緊張のラウンドだ。
大会を取材するカメラマン・エリックは、一つの卓に目を留める。
そこに座る女性プレイヤー、アイリス・ヴァレンタイン。
彼女は派手な勝負を避け、降りるべきところで降り、待つべきところで待ち続けていた。
ブラインドが上がり、脱落者が増えていく中で、
アイリスの佇まいだけが、終始変わらない。
そして訪れる、勝負の一手。
静かな卓で、彼女の手が上がるとき、
その判断が何を意味していたのかが、はじめて明らかになる。
勝ち負けよりも、「どう残るか」を描く、
静かな勝負の物語。