あらすじ
「今日の私は、最高にツイているはずだった」
深見卑弥呼(20歳)は、古今東西あらゆる占術を極めた、現代に生きる「ガチ」の占い師である。彼女が占いをマスターした理由――それは、人生の邪魔をされる「事件」を100%回避し、大好きなスイーツを優雅に楽しむため!
今朝も骨占いで『完璧な吉兆』を確認し、期間限定の至高のパフェを目指した卑弥呼。しかし、運命は非情だった。辿り着いたカフェのど真ん中には、あろうことか毒殺死体が転がっていたのだ。
「私のパフェの鮮度が落ちるじゃない……!」
営業再開(=パフェへの到達)を阻む警察と犯人に激怒した彼女は、現場に居合わせた目撃者の「顔相」を読み、容疑者の「姓名」を解き、現場の「方位」から真相を炙り出す。
これは、正義のためではなく『自分の休日』を守るために、あらゆる運命をねじ伏せる、史上最も身勝手で有能な名探偵の記録。