あらすじ

中学の図書館で交わした、たったひとつの会話。 「読み終わったら教えてね」 ――その何気ない言葉が、ずっと心に残っていた。 読書好きな白石結(ゆい)は、偶然声をかけてくれた一ノ瀬悠(ゆう)に淡い恋心を抱く。 けれど彼はどんどん遠い存在になっていき、話しかける勇気も持てないまま、月日は流れた。 それでも、彼の姿を探してしまう。 彼の声に胸が高鳴る。 終わったはずの初恋を、まだ手放せずにいる自分に気づく。 すれ違い、誤解、そして“本”に託された約束。 変わらないようで少しずつ変わっていく関係の中で、 結は気づく――あの日の言葉が、偶然なんかじゃなかったことに。 これは、想いを伝えそびれた少女と、 想いを伝えたくて待ち続けた少年の、 切なくて、愛おしい、再会の物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/05/29
  • 現在の作品終わらない仮定法