あらすじ

1900年4月。ブランタメイア王国最東端、人里離れた小高い丘にある古屋敷、通称“星霜の館”に住む魔女、エヴァリスは変わり者だ。 王宮魔術師として、この国の魔術師最高峰の地位にいたにも関わらず、現在、人目を避けて隠匿を決め込み、なんでもない日常に現を抜かして早5年の年月が過ぎていた。 エヴァリスは、忙しい王宮での日々に嫌気が差し、東洋の日本(ヒノモト)国で使われている暦『星廻草木雑暦書』に基づいて、自然とともに時の流れを感じながらゆっくりと生きることこそが幸せだと考えていた。 『星廻草木雑暦書』とは、毎日の運を東洋の占術や民間信仰、思想から規則的に割り出し暦に当てはめた、いわゆる開運暦である。 吉日凶日に一喜一憂しつつ、暦に従い慎ましく生きる。それが彼女にとっての至福の生き方なのだ。 だが、そんなエヴァリスの意思に反して厄介事が舞い込んでくる。 王位継承問題を抱えた不遇の皇太子、50年前の猟奇殺人の殺人鬼…凶日に現れる数々の凶を振り払い、エヴァリスは穏やかな日々が送れるようになるのだろうか。 魔法が息づく西欧の国を舞台に日本の開運暦をねじ込んで平穏無事に暮らしたい魔女の開運厄除物語。

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カクヨム
カクヨム2026/01/17
  • 現在の作品東の魔女の開運手帖 ~西洋魔術を極めるより、日本の暦に従う方が幸せになれるって本当ですか?~