あらすじ
「ダンジョン掃除夫ってのはな、誰かの死んだ後始末ばっかりやる仕事だ」
若いころ憧れていた探索者稼業に失敗して、膝を壊して、行き場がなくて。
気が付けば俺は、ダンジョン組合所属の“掃除夫”になっていた。
血と、肉と、こぼれた魔素。
誰も気にしない“端数”を片づけ続けて十数年。
――気づいたら、ちょっとやそっとの金級探索者じゃ相手にならないくらいには、体が化け物じみていた。
今さら名誉も栄光もいらない。若くもないしな。
けどまあ、質の悪い奴らが好き放題やってるのを見ると、さすがにモップを握りたくはなる。
そんなわけで。
ダンジョン掃除夫のオッサンの、静かな制裁と後始末のお話だ。