あらすじ

雪が降るたび、町がきらめく。 その光を、人々は「冬の祝福」と呼んでいた。 けれど、時計直しの少女ミレイだけは、 その輝きを少し遠くから見つめている。 彼女の時間は、ある出来事を境に、 静かに止まったままだった。 ある冬の日、 ミレイは“普通ではない時計”と出会う。 それをきっかけに、 町の時間、雪の光、そして自分自身の心が 少しずつズレ始めていく。 旅の途中で出会うのは、 止まった時間を抱えた人々。 進めなくなった想い。 揃いすぎた世界。 そして、再び深まりゆく冬の気配。 これは、 失った時間を取り戻す物語ではない。 止まってしまった心と、 それでも流れ続ける世界が、 もう一度、並んで歩き出すまでの物語。 静かで、やさしくて、 それでも確かに胸に残る―― 冬のきらめきをまとった童話。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2026/01/17
  • 現在の作品きらめきの冬時計