あらすじ

「――ステータスオープン」  その一言で開かれるウィンドウが、私は死ぬほど嫌いだ。  読み手としての私は、画面を埋め尽くす文字の壁をうんざりしながらスクロールする。  けれど書き手としての私は、「パクリ」と指差されるのが怖くて、必死にそれを書き連ねている。  ……ダサい。最高にダサい。  だから今夜、私はバックスペースキーですべてを粉砕することにした。  三日かけて作った設定資料も、緻密な魔法理論も、全部ゴミ箱行きだ。  残ったのは、剥き出しの描写(ことば)だけ。  理屈はいらない。MPもクールタイムも関係ない。  ただ「熱い」と錯覚させるだけの、圧倒的な熱量があればいい。  これは、矛盾だらけの女子高生作家が「設定」という鎧を脱ぎ捨てて、アンチコメントを燃料にキャンプファイヤーするまでの独白。

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カクヨム
カクヨム2026/01/17
  • 現在の作品行間から、火炎放射。