あらすじ
新宿の結婚相談所で「成婚の女神」と恐れられたNo.1アドバイザー、ユキ(32)。 激務の末に過労死した彼女が転生したのは、人間と魔族が和平を結んだばかりの――ある意味で「もっとも婚活が難しい」戦後の異世界だった!
「私より強い男しか愛さない」と抜かす、恋愛偏差値ゼロの女剣聖。
「姫様に仕えたい(結婚したい)」と公私混同がすぎる、重すぎる女騎士。
「少女漫画のような運命の恋がしたい」とイキる、処女のメスガキ魔王。
持ち込まれるのは、前世でも山ほど見てきた「夢見がちで厄介な高望み案件」ばかり。
だが、ユキは動じない。前世の知識と冷徹な現実論で、彼女たちの甘い幻想を完膚なきまでに叩き伏せる!
「いいですか? あなたが求めているのは愛ではなく、ただの依存です」
「その条件で結婚したいなら、まずはその聖剣を置いて料理から始めなさい」
――はずだった。
論破された最強の女たちは、あろうことかユキの「精神的な強さ」に陥落。
自由な独身生活を満喫しようと、風呂上がりに半裸でビールを空けるユキの自宅に、魔力で「ナニ」を生やした魔王や、百合の花束を抱えた女騎士たちが壁を壊して乱入してくる事態に……!
これは、独身自由生活(と処女)を守りたい32歳のプロが、世界最強の女たちを「分からせ」ながら、気づけば愛されすぎてしまう異世界婚活ラブコメである。