あらすじ
「おめでとうございます! あなたは異世界転移の対象に選ばれました!」
……なんていう、ベタで親切な神様的な存在の説明は一切なかった。
駅のホームで瞬きをした次の瞬間、俺、橘タチバナ 和斗カズトは未知の森に放り出されていた。
ライトノベルならここでお約束のステータス確認なのだが、現実は非情だ。
説明書なし。初期装備なし。食料なし。
「せめてお約束の手順を踏ませてくれよ……。不親切すぎないか、この運営」
そんな俺を拾ったのは、この世界の裏で暗躍する組織『百足ムカデ』の幹部にして、銃火器を操る美少女、暁アカツキ 零レイ。
彼女もまた、数年前にこの世界に飛ばされた転移者の一人だった。
失われたはずの【雷属性】に目覚めた俺は、彼女と共に組織の任務『王女暗殺』に挑むことになるのだが。
「……なんで俺、暗殺対象の王女を護衛して学園に通ってるんだ?」
殺害失敗。からの、奴隷化。
なぜか気に入られて王女の盾を任されることになった俺たちの、不条理で不親切な異世界サバイバルが幕を開ける。
※本作は「小説家になろう」にも投稿しています。