あらすじ

かつて、人類は星を救うために自らを犠牲にし、魂となって大地に還った。 ただ一人、月の基地に残された「私(管理者)」を除いて。 それから10万年。 私は手足として創造した愛らしい「管理種族(ムーン・キーパー)」たちに留守を任せ、長い長い微睡み(コールドスリープ)の中にいた。 だが、その安眠は唐突に破られる。 「管理者様、起きてください! 緊急事態です!」 監視シフトに入っていた彼らが、予定外のタイミングで私を叩き起こしたのだ。 「……やれやれ。まだ起床予定時刻ではないはずだがね」 不機嫌になりつつモニターを見ると、地上では動物たちが魔法を使い始め、今にも暴走して星を滅ぼしかけていた。 私は事態を収拾するため、管理種族の中から特に優秀な4体を選抜し、特別な「属性権能」を与えて地上へ派遣することにした。 火を操る狐、地を守る岩掘(マーモット)、歴史を歌う海詠(イルカ)、空を測る天梟(フクロウ)。 「いいかい? 君たちに知恵と力を授ける。だが忘れるな、これは遊びではない」 これは、月から見守るひねくれ者の「神様」と、その使徒(もふもふ)、そして地上で懸命に生きる4つの獣人種族たちが織りなす、星を継ぐための創世記。

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カクヨム
カクヨム2026/01/17
  • 現在の作品滅びた星の最後の管理人は、月から「けもの」たちに文明を授ける。 ~10万年後の箱庭育成、あるいは愛した過去への挑戦状~