あらすじ
プレイ人口3000万を誇るVRMMO【カオスボウル・フロンティア】。
そのトップランカーの少年コヲシは、仲間の裏切りにより意識不明となってしまう。
だが、彼はCBFの世界で目を覚ました。
仲間の裏切りの真相を知り、積み上げてきたデータまで削除され、ログアウトもできないまま彷徨っていた彼の前に、ユノンと名乗る少女が現れる。
自称運営側のバイトデバッカーを名乗るユノンが、コヲシに告げる。
「あなたはコヲシーー朝霧恒志本人ではありません」
己がデータの集合体でしかないと悟った彼は名を「デュマ」と改め、かつての仲間への復讐を誓う悪霊となる。
偶然手にした、相手の武器や経験値を奪う幻のジョブ『剥奪者(スポリアトル)』の資格者となったデュマは、悪質なプレイヤーから経験値を奪い、着実にレベルを上げていく。
だが剥奪者は、過剰に使用すると相手の脳に損傷を与える呪われたジョブであった。
やがてデュマは、己が人間なのか迷いながら、意思と人格、記憶と意識の果てに手を伸ばす。
そしてユノンの秘密を知り、自分が亡霊として生まれた本当の意味を見つけるのであった。