あらすじ
【悲報】友達が欲しいだけなのに、私が近づくと最強の退魔師さえも逃げ出します。
高校1年生の小日向 陽(こひなた ひまり)は、極度のビビリで平和主義者。 彼女の願いはたった一つ。
「友達を作って、普通の青春を送ること」
しかし、現実は非情だった。 勇気を出して話しかけても、クラスメイトは逃走。 野良猫に近づけば悲鳴を上げて散り、幽霊に至っては土下座をして成仏する始末。
「私、そんなに会話がつまらないのかな……」
彼女は深刻に悩んでいた。自分に嫌われる才能があるのだと。 だが、事実は違った。 彼女の背中には、かつて因習村で祀られていた最強最悪の土着神『ヌシ様』が憑いていた。
ヌシ様にとって、陽の体は快適で移動可能なマイホーム。 家を荒らす不届き者は容赦無く捕食。
そんな事情など露知らず、陽は寂しさを埋めるために廃校舎を探検したりして、心霊スポットのコンビニでバイトを始めたり、自ら地雷を踏み抜きに行く。
絶体絶命のピンチ。陽が恐怖で気絶した瞬間、最強の自動防衛システムが起動する。 目覚めれば、怪異は跡形もなく消滅し、陽は運が良かったなぁと勘違い。
唯一その真実を知るのは、学園最強の美少女霊媒師・御門 凛(みかど りん)だけ。
「(あんな怪物が憑いてるのに、なんでこの子はピンピンしてるのよ……!)」
ヌシ様の障りに耐えながらサポートする凛と、凛を「親切な先輩」と慕う陽。
すれ違い続ける二人の少女と、マイペースな神様が織りなす、無自覚最強の放課後退魔録。