あらすじ
夕暮れの商店街。ここは、あの世とこの世の間――。
バイク事故で命を落とし、生前の記憶を失った早瀬充は、迷いこんだ商店街で奇妙な店「しおん屋」に入る。
美しい女主人は言う。ここは死人に、生前の思い出を売る店だと。
決まりはふたつ。あの世へ持っていける思い出はひとつだけ。買わなかった他の記憶は、あの世ですべて忘れてしまう。
そして、日没までに買うものを決められなければ、永遠にあの世とこの世の間でさまようことになる。
早瀬は「しおん屋」で失われた人生の記憶をひとつひとつ、呼び覚ましていく――。
表紙:らうたさん(twitterアカウント @seju_mhu)