あらすじ
リードギターの僕は、ゲイリー・ムーアをこよなく愛する孤独な「Loner」。 憧れのボーカル、エミの前では、ギターのようには言葉を奏でられない。
放課後の帰り道、燃えるような夕焼け空。 電線が描く「五線譜」に、街の灯りが「光の音符」となって踊りだす。
「見て、なんか五線譜に見えない?」
光の魔法に背中を押され、決死の覚悟で絞り出した言葉。 しかし、一番大切なところで声は裏返り、無残なノイズと化した。 情けなさに打ちひしがれる僕に、彼女が囁いた救いの言葉とは――。
一音も外せない。絶対に伝えたい。 不器用な男子高校生が、独奏(ソロ)から合奏(デュエット)へ踏み出す、一夜の青春ファンタジー。