あらすじ

人は皆、胸に「星」を宿して生まれる。  その星は価値であり、寿命であり、世界に残すべき存在かどうかを測る指標だった。  聖都リュミエールでは、天使が年に一度降臨し、星の輝きと世界への寄与率によって人々を選別する。選ばれなかった者は、静かに星を回収され、世界から消えていく。それが正義であり、均衡だと信じられていた。  十七歳の少年レオンは、選別の日をきっかけに、自分の胸に宿る星が天使の基準に存在しない「未分類」であることを知る。天使は彼を“世界にとっての誤差”と断じ、次の選別で排除すると告げる。  一方、悪魔を名乗る女は、切り捨てる天使とは対照的に、レオンに寄り添い続ける。彼女は誘惑も契約も持ちかけず、ただ「選ぶこと」そのものをレオンに委ねる。  天使が切り捨て、悪魔が誘う世界で、レオンはどちらにも属さない選択を始める。救う価値がないとされた命を救い、選別そのものを疑う存在として。  やがてレオンの選択は、天使と悪魔の均衡を揺るがし、世界が信じてきた「正しさ」を根底から問い直すことになる。  これは、善と悪のその先で、  「誰が命を選ぶのか」を問う物語である。

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エブリスタ
エブリスタ2026/01/15
  • 現在の作品『選別する天使、寄り添う悪魔』