あらすじ
「え? ボス部屋の床、建築基準法違反ですよね?」 解体ハンマー一本でダンジョンを"更地"にする裏方、うっかり世界へ配信中!
大人気VTuber『星乃キララ』の配信サポートをしている俺、裏方の匠(タクミ)。 彼女が安全に攻略できるよう、配信外でダンジョンの「環境整備(物理)」をするのが俺の日課だ。
ある日、キララが深層ボスに負けて気絶してしまう。 俺は配信が切れていないことに気づかず、いつものように現場へ入ってしまった。
「あーあ、ここの柱、シロアリ(ドラゴン)が湧いてますね。撤去します(バキィ!)」 「この床、滑りやすくて危険だな……滑り止め加工(地盤沈下)しておこう(ドゴォ!)」 「おや、あそこに巨大な廃棄物(魔王)が。分別が面倒なので粉砕処理で(ズドォォン!)」
俺にとってはただの「安全管理」と「リフォーム」。 しかしその映像は、全世界に配信されていた。
コメント欄は阿鼻叫喚。 『おい、今のドラゴンだろ!?』 『壁ごと粉砕したぞ!?』 『リフォームってレベルじゃねーぞ!!』
これは、自分の強さを「職人技術」だと勘違いしている裏方が、無自覚にダンジョンを更地にし、世界中から「伝説の解体屋」と崇拝されてしまう物語。