あらすじ
落選続きの無名小説家・河目桜太郎は、ある日ファーストフード店で奇妙な少年・天砂和織と出会う。
そこで和織が書いていたのは、筆跡の入り混じった奇妙な「遺書」。
桜太郎が気になり声をかけると、和織は“他人の筆跡を完璧に再現できる”能力を持ちながら、自分自身の字が書けない不登校の高校生だった。
ひょんなことから出会った二人はお互いの能力を生かして
“天国から届く手紙”を代筆するサービス『ヘヴンズ・レター』を立ち上げることになる。
文才はあるが行き詰まった不器用な作家と、過去に囚われた他人の感情を理解できない少年。
これは、言葉にできなかった想いを綴り直すことで、
生きている者と死者、そして自分自身をも救おうとする、
不器用な二人の再生の物語。