あらすじ
席替えのくじ運が異常に悪い少女・春灯(はるひ)。
中学から数えて五十九回連続で、一番前の席を引き当てている彼女は、なぜか鳥や虫が突っ込んできたり、物が倒れてきたりする「不運体質」の持ち主だった。
そんな彼女の隣の席になってしまったのが、平穏第一主義の少年・冬樹。
巻き込まれるのは正直、面倒だと思っていた――はずなのに。
教室に迷い込んだ一羽のツバメ。
反射的に体が動き、気づけば彼は彼女を守っていた。
「冬樹くんが隣でよかった」
たった一日の席替えから始まる、
不運な少女と、少しずつ関わってしまう少年の青春短編。