あらすじ

彼にとって、殺人事件は悲劇ではない。ただの『無償残業(サビ残)』だ。 ブラック企業の四次請けSE・氷室(ひむろ)。 12連勤で常に死にかけている彼にとって、死体への遭遇は恐怖の対象ではない。 「帰宅を阻む業務妨害」だ。 「警察の事情聴取? ……ふざけるな、明日は待望の休日なんだぞ」 睡眠時間を死守するため。ただそれだけのために、 彼は安物の栄養ドリンクで脳を強制覚醒(オーバークロック)させる。 犯人が綿密に計画した完全犯罪を、IQ280の暴力的な論理で「秒殺(デバッグ)」して即帰宅。 報酬はゼロ、残るのは疲労と虚無感だけ。 実質賃金が下がり続ける現代日本が生んだ、 最も優秀で、最もやる気のない名探偵の倒叙ミステリー。

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カクヨム
カクヨム2026/01/16
  • 現在の作品実質賃金マイナスの名探偵 ~殺人事件は無償残業、社畜SEは完全犯罪を秒速デバッグ~