あらすじ
1944年、フランスのロリアンからヒトラーユーゲント、ドイツ女子同盟を10人ずつ乗せた2隻の潜水艦が日本へ向けてひっそりと出港した。一人の悪魔と呼ばれるナチスドイツの天才将校にひきいられた彼らの日本での目的はなにか?
一方、現代のUFO研究家・小島海斗は、青い回転発光を目撃してから記憶が改ざんされた可能性を訴える若い女性、岸本咲季の調査を開始し始めていた。小島海斗は、太平洋戦争中の本土空襲の記録の中に、ナチスドイツのジェット戦闘機やロケット戦闘機の報告を見つけ、岸本咲季との関連性を疑い始める。そのうちに小島海斗自身にも、不可解な記憶の欠落があることに気づく。
本作品は前作「黄昏の秋桜」の続編であり、まずは「黄昏の秋桜」をお読みいただくことを推奨する。
私は、この作品のような史料・証拠・技術情報・証言などをもとに、現実の隙間に潜む“もうひとつの真実”を論理的に構築する物語形式のことを「検証型フィクション」と名付ける。