あらすじ
九尾の獣人であり、花魁の頂点――篝火太夫。
その正体は、国に災厄として恐れられ、同時に利用され続けた“妖狐の女帝”だった。
彼女は地下牢獄にて鎖で繋がれ、ほぼ裸のまま数十年。
妖力を封じられ、尊厳を奪われ、それでもなお心だけは折れなかった。
ある日、腐敗した権力者たちが再び彼女を“道具”として引きずり出す。
――ならば、与えよう。艶と幻で誘い、嘘を燃やし、罪を暴き、裁きを下す火を。
これは、狐火の女帝が遊郭という闇の中心から、
搾取と偽善にまみれた腐敗を根から焼き尽くす物語。
「妾が裁く。――ただ、それだけじゃ」