あらすじ

「九万円合わない。……吐きそうだ」 深夜二時、一円の誤差に悶絶する超絶社畜経理・有馬弥太郎。 彼は事故物件の自宅から、あろうことか「聖女」の身代わりに異世界召喚されてしまう。 王族から「一生ニート生活」を約束された弥太郎だったが、染み付いた社畜根性がそれを許さない。 「働かないと死ぬ!」と発狂した彼が辿り着いたのは、横領と杜撰な管理が蔓延る、崩壊寸前の国家財政庁だった。 支給されたのは、破棄書類の目印とされる「蒼墨(あおずみ)」のインクの万年筆。 周囲が彼を無能と見なす中、弥太郎は愛用の万年筆を手に、脳内の算盤(エア・アバカス)を弾き始める。 「気合で戦争に勝てる? 寝言は帳簿を合わせてから言ってください」 戦地で腐った飯を食わされる兵士、高級ワインを飲み歩く将軍、そして兵站を軽視する脳筋の猛将エルヴィン。 弥太郎が「蒼墨」で綴る一筆は、どんな魔法よりも冷酷で、どんな剣よりも鋭く、異世界の腐敗を切り裂いていく。 これは、一人の事務屋が「数字」と「物流(ロジスティクス)」で、世界最強の軍隊を完封するまでの物語。

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カクヨム
カクヨム2026/01/16
  • 現在の作品蒼墨のロジスティシャン〜社畜は無能な将軍どもを差し置いて無双する