あらすじ

国家も、政治も、支配もない。 ただ人々の営みだけが、静かに「国(むくに)」を形づくっていた。 おおきみは税を取らぬ誓いを立て、民と共に歩む道を選んだ。 だがその代償に霊力は弱まり、古の封印が緩み始める。 災いが広がり始めた時、六人の神子が遣わされた。 天気を読む者、火を降ろす者、道を結ぶ者、森の声を聴く者、音で鎮める者、土を開く者—— 六つの御業を持つ少女たちは、故郷を巡りながら己の力と過去に向き合っていく。 古代日本をモチーフにした和風ファンタジー。 六人の少女の成長を描く、もう一つの神話。 主要人物 六神子《ろくみこ》 ・天候《あまさふ》の神子 澪依《みおり》 12歳 風と天気を読む 海守の血筋 ・火降《ひふり》の神子 咲耶《さくや》 13歳 剣の達人 「火鷲《ひわし》」の末裔で荒ぶる血を持つ ・結道《ゆいみち》の神子 羽津《はづ》 13歳 人と人、道と道を結ぶ 皆の母親的存在 ・森祝《もりはふり》の神子 若名《わかな》 12歳 動物や植物の声を聴く ・音鎮《おとしずめ》の神子 小依《こより》 11歳 最年少 笛で魂を鎮める ・土開《つちひらき》の神子 紫乃《しの》 13歳 土を操る 小依の姉のような存在 この物語に使用される用語 ・むくに  本作における「国」の読み。生まれつつある国、人の営みから立ち上がる国、完成していない国を意味する造語。国家・政治・支配といった概念が存在しない、形成途上にある共同体を表す。 ・天津御座(あまつみくら)  神々の座す場所。国土は天津御座からお預かりしている。 ・御業(みわざ)  六神子が持つ特殊な力。それぞれの属性に応じた能力を発揮する。

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カクヨム
カクヨム2026/01/16
  • 現在の作品国起こしの六神子(むくにおこしのろくみこ)