あらすじ
サービス終了から三ヶ月。
VRMMO『エターナル・ファンタジア・オンライン』に、なぜか俺だけがログインし続けていた。
他のプレイヤーは消え、世界にはNPCだけが残っている。
それでも街は動き、イベントは告知され、そして――ガチャだけは無限に回せた。
手に入るのは、どれも奇妙なアイテム。
「勇者が存在した未来」「世界が滅びた未来」
本来は辿られなかった、“ありえたかもしれない未来”の痕跡。
ガチャを回すたび、少しずつ明らかになるこの世界の正体と、
最後に残った自分に託された役割。
サーバーが完全に停止する日が迫る中、
俺は“世界のすべての可能性”を前に、ある選択を迫られる――。
これは、誰にも知られず終わった世界と、
そこに確かに存在した時間の物語。