あらすじ
近未来。国立天文解析センターの研究員 神代善輝(くましろ よしてる)は、太陽系に接近するブラックホールを観測し、地球があと10年で滅亡するという絶望的な真実を知る。
善輝は世界を救うために告発を試みるが、待っていたのは政府による冷酷な裏切りだった‥‥上層部は国民70億人を見捨て、選ばれた富裕層2万人だけが脱出する「棄民計画」を進めていたのだ。口封じのため、そして実験動物として、善輝はブラックホールへと突き落とされる。
――だが、彼は死ななかった。辿り着いたのは、魔法と魔獣が支配する異世界‥‥
置き去りにされた70億人の絶望は、救われるのか。 それとも、宇宙の塵と消えるのか。
一人の科学者が、異世界で「神」と呼ばれるまでの、 二つの世界の運命を懸けた、静かで壮絶な戦いが幕を開ける――。