あらすじ
奇跡は起こせる。
ただし――定額制。
「奇跡はサブスク、恋愛は対象外です」
そう言い切るのは、“聖女”シャマル・マセラティ。
万能と誤解されがちな聖女だが、彼女は違う。
奇跡は必要な分だけ、働いた分だけ。
過剰な期待も、勝手な理想も、すべて契約外。
そんな彼女が巻き込まれたのは、
面倒な政略婚約を回避するための“偽装婚約”。
お相手は、放蕩侯爵ウィットン。
恋愛感情ゼロ、目的一致、期間限定――
完璧なはずの偽装婚約だった。
……はずなのに。
舞踏会では「理想の婚約者」と誤解され、
平民は勝手に“真の聖女”扱いされ、
他国からはなぜか聖女派遣を求められ、
ついには「王子の婚約相手にどうか」という話まで浮上!?
「比較するのがおかしい!」
「私に聞こえないところで勝手にやって!」
奇跡は起こすが、騒動も起こすサブスク聖女と、
全力で巻き込まれる偽装婚約者。
――そして迎える、
派手すぎる婚約破棄の舞台。
これは、
溺愛でも逆転でもない。
契約と誤解で突き進む、
合理主義聖女の婚約(※偽)コメディ。
「婚約は、サブスクできないのでお断りです」