あらすじ
魔獣が跋扈するルイン大陸。
定職も身分も持たず、魔獣狩りだけを生業に流浪する男・ラグナは、金銭的困窮の末、賭け事の国アロノスで開催される闘技大会に身を投じる。
圧倒的な剣技で勝ち上がるラグナの前に立ちはだかったのは、宗教国家・大讃頌神聖教公国が誇る純白騎士団の団長を名乗る騎士だった——
魔獣狩りの“専門家”と、対人戦の“専門家”。
剣と剣が火花を散らす死闘の末勝利を掴んだラグナは、思いもよらぬ勧誘を受けることになる。
導かれるままに辿り着いた純白騎士団本部で、ラグナを待っていたのは歓迎ではなく警戒と疑念。
古い言語、異質な剣、そして素性の知れぬ過去。
問題児として門を叩いた狩人は、やがて宗教国家と大陸の歪みそのものに巻き込まれていく——
これは、剣によって生き延びてきた一人の狩人が、世界に名を刻むまでの物語。