あらすじ
「君との婚約は破棄する! 地味で可愛げのない女は、僕の隣にふさわしくない!」
成金子爵家の次男ジェラルドに婚約破棄を告げられた、貧乏伯爵家の娘リゼット。
だが、彼女は泣くどころか微笑んだ。「承知いたしました」と。
なぜならこの婚約は、実家の借金と引き換えに、ジェラルドの浪費の尻拭い(事務処理と連帯保証)をさせられていただけだったからだ。
「では、これにて赤の他人ですね」
喜んで去ろうとするリゼットを、冷徹と恐れられる公爵カイウスが待ち構えていて──?
「待ちわびたぞ。私の有能な共犯者」
これは、静かに怒る有能令嬢と、彼女を狙っていた執着公爵による、華麗なる倍返し(法的措置)の物語。